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ひたひたと迫る恐怖

非正規労働者切りをする企業のニュースが、日々報じられていますね。
ベィビィが二、三歳になったら、また社会人復帰したいと希望している私ですが(つーか、働かないと生活立ち行かないダロウ)、年齢的にもキャリア的にも、正社員で再就職するのはまず無理だろうと、覚悟しております。
でも「派遣や契約社員の口なら、それなり有るんじゃないの〜?」と楽観していたのですが、今の実情をニュースで見て暗澹たる思いになりました。

若かりし日の私が社会人になったばかりの頃。それはバブル景気末期で、就職前線もギリギリ売手市場でした。
自分なりの夢があるだとか特別の事情があるだとかいう人以外は、正社員で就職するのが当たり前の世の中。私も、正社員での就職に、何の疑問も有り難みも感じておりませんでした。
それが、バブル景気崩壊後、そして、派遣法が改正された1999年以降。取引先を見回せば、派遣社員や契約社員が正社員より多いという企業が、どんどん増えていきました。

私の記憶が確かならば、自分のプライベート時間を確保出来て、会社との係わりも少なくて済む“派遣社員”という働き方を選択する事が、ある意味『カッコイイよね!』という空気が、派遣業が増えてきた当時の風潮としてあったと思います。
残業したくない。社員旅行とか飲み会とか面倒くさい。派遣だと、正社員での就職は無理な上場企業にも入り込めて、エリート男を掴むチャンスが広がる♪ 派遣を選択するのも賢いオンナの生き方よ☆ …的なプロパガンダが盛んだった時期もあり、私も真剣に転職を考えたりしたモンです。
そのプロパガンダの影響でしょうか、派遣社員や契約社員という雇用形態は、比較的若い女性が、自ら選択して就いているというイメージが、長らく私の中にありました。

そうではなく、大卒の新社会人(男女共に)から一家の大黒柱たる壮年男性に至る、幅広い層に於いて、派遣(or契約)社員という雇用形態を選択せざるを得ない実情になっているのだと、私が気付いたのは近年になってから。一体いつの間に、こんなにも、“非正規”といわれる雇用形態が蔓延していたのでしょう。

これは、批判をする意図も、問題提起する意図もありません。
『労働者にとって、時間の自由がきき会社に縛られ過ぎないというメリットがある』という“旨味”が消え失せ、人件費調節という企業側のメリットだけが大きく残った、現在の非正規雇用の現実に、ただただ驚いてしまった…ということを言いたいだけです。


それにしても、ニュースに出てくるように、『解雇された途端に、住む場所も、明日暮らす金も無くなった』という人は、本当に沢山いるのでしょうか…?
私がニュースを見て短絡的に考えたのは、「非正規という不安定な雇用条件で就業しているのなら、仮に無収入でも最低一年位は生活出来るくらいに、貯金をしておくべきでは?無計画に浪費した本人が悪い面もあるだろう」という事でした。(私自身、妊娠を理由に派遣契約を切られた経験があり、それを踏まえた意見です)
しかし、もしも、『身の丈にあった生活と、ささやかな贅沢…ごく平均的な暮らしを営んでいるにも関わらず、貯金する余裕がない』という労働者が、少なくない割合でいるのだとしたら…。
日本の先行きに対する不安が、一気に膨らみました…。

私は過去このブログで、『人並以上の努力をしてきた人が、平均より豊かな暮らしをするのは当たり前だし、人生怠けてきた人が平均以外の暮らしになるのも、資本主義社会に於いてはやむを得ない』という見解を綴ってきました。
しかしこれは、実のトコロ、自分の“努力”も“暮らしレベル”も、平均値を確保していると自認していたから。
が、『平均的暮らし』という層が激減し、『富裕層』と『貧困層』に二極化する時代に、もう足を踏み入れているのかと、改めて認識し、背筋が泡立ちました。
| 考える葦 | 22:26 | comments(0) | - | - | - |
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