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2次元と3次元

職場で、私にパソコン関連の仕事を指導してくれている先輩の前職は、某大手企業のシステム部でのSEだそうです。
現在の会社では、職場内のPC環境整備と、エンドユーザーレベルのシステム構築を手がけています。はっきり言って彼のスキルには役不足な仕事かと思います。しかし前職でのハードワークで、身体を壊してリタイヤしてきたという事なので、今くらいの仕事でリハビリをしているのかな〜っと、勝手に推測しています。
で、その彼の仕事のサポートをするのが、私の仕事の一つです。
私のスキルでは、ついていくのがやっとですが(苦笑)

システム構築で、マウスアクションによる処理を組む際、『XY座標』で論理を考えます。私の頭ではX軸Y軸という二次元世界でもついていくのが困難なのですが、彼はフツーに“Z軸”まで持ち出してきます。いや、今の仕事に3Dビジョンはないので、Z軸まで持ち出してくる必要性は全くないのですが、彼の思考の癖で、常にXYZの3次元世界で考えてしまうそうです。
ちなみに、彼の元同僚には、「6次元まで存在する」と言っている人がいたそうです。6次元って何やねん!!ドラエモンのポケットより凄いじゃんか!!(笑)


以上は前振り。

私はお絵描き(漫画絵)が趣味なのですが、基本的に漫画絵というのは2次元の世界と言われています。平面の上に線をなぞっていく事で出来上がるのですから、そりゃあ2次元ですよね。しかし、実際のところ、“2次元世界”とだけ捉えて正解という訳ではないように思います。
例えば、遠近法を用いた背景は、3次元を仮象しています。
(これは漫画絵に限らず、絵画全般に言える事ですが)風景を描いたシーンは、それを見る者に、描き出された世界の奥行きと、そこに存在する空気を感じさせる事が出来ます。・・・出来ますというか、それを目指して遠近画法を試みます。
それでは、“人物”についてはどうでしょうか。
一昔前までの漫画絵というと、キャラクターの顔のパーツをそれぞれ記号化した、“線で囲まれた顔”が主流だったように思います。私も、漫画絵を描き始めた当初は、単に“線で囲まれた顔”を描いておりました。

※この“線で囲まれた顔”という言葉の意味合いについては、実際に絵を描かれる人でなければ汲み取りにくいかもしれませんが・・・例えば“へのへのもへじ”は、輪郭・目・口といったパーツを、単に平面上での記号として用いていて、この情報だけでは立体化する事が不可能な状態ですよね。これが“線で囲まれた顔”だと、雰囲気で捉えていただければ・・・。

ところが、最近の傾向として、3Dゲーム等の影響でしょうか、3次元的思考で人物を描く事が、好まれてきているように思います。顔の輪郭から目・鼻・口の各パーツに繋がる余白部分を、単に余白と考えず、立体的な“面”として捉えるということです。線で囲まれた顔”に対して“面で囲まれた顔”という事になります。
ちなみに、上で挙げた“線で囲まれた顔”と“面で囲まれた顔”という言葉は、某漫画家さんが、ご自身のサイトのコラムで使われていたものを拝借しました。『自分は元々“線で囲まれた絵”でしかキャラクターの顔を作れないタイプで、リアルな人間の、“面で囲まれた顔”というものが描けない』と述べられています。
某漫画家さん・・・というか、お名前挙げても差し支えないかな。ゆうきまさみ氏です。皆さんもご存知のように、氏は決して“面で囲まれた顔”を描くのが苦手な漫画家さんとは、思えませんけれどね!(笑) 謙遜しておっしゃっているのだと思いますが。


私自身も、最近になってようやく、何とか“人物を面で捉える”という事が出来るようになってきました。いや、自分なりに・・・。とりあえず頭の方は、“3次元を仮象する”という目標に向けて、動くようになってきました。後は技術力です。要修行!!

勿論、“線で囲まれた絵”より“面で囲まれた絵”の方が優れていると言う意味では、決してありません。それぞれの絵に各々の良さがあり、あとは好みの問題だと、私は思っております。
私自身は、最近は、“面で描かれた絵”の方が好みだな〜っと感じるので、それを自分でも描けるように、目指しているというだけの話です。


さて、私が今現在、一番好きな漫画は、『ワンピース』なのですが、尾田氏の絵は、“立体”として思考された部分と“平面”で思考された部分のバランスが、実に絶妙だと思います。
アクション時でのキャラクターの手足は、パーツ無視の極端な遠近画法で描かれておりますが、これがいい感じの迫力を生みだしています。尾田氏ならではの味だと思います。
顔のパーツについて言えば、連載初期と比べると、断然、“立体”を意識して描かれる部分が多くなってきておりますが、頑なに変わらないのが『目』の描き方だと思います。
影入れによって立体的に表された鼻のラインや口元と比べ、目だけはアンバランスな位に、平面的に描かれています。この事が、不思議なインパクトを与える要因になっています。
連載当初に比べると、かなり絵柄が変化したワンピースですが、“目”の表情が一環している事で、尾田氏の個性が同じ印象のまま持続しているように感じます。

もしも・・・もしも今後、尾田氏が、キャラクターの“目”のパーツを、立体的に捉えるようになっていったら、絵の雰囲気がガラリと変わってしまうのではないか・・・。
最近の漫画絵の傾向としても、全体的に3次元を意識した絵にシフトしていっていますし、有り得ない事ではないと思います。
それを、期待するような、怖いような、そんなファンの気持ちでありますのことよ。

最期は結局ワンピ語りでした〜(笑)
| お絵描き | 11:47 | comments(0) | - | - | - |
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